公立高校入試 出題総評

2022年02月17日(木)

みなさん、こんにちは。運営責任者の齋藤です。

公立高校入試の学力検査(5科目)が火曜日に終わりました。問題を解いてみた感想を少しお伝えます。まだ高校受験を迎える前のご家庭も、出題動向をつかむ意味でお読みいただく価値はあるかと思いますので、よろしければお付き合いを。

今年も例年通り、奇を衒う問題は見られませんでしたが、「答えにくい」問題が多くなった印象があります。受験生としての感想は「解きにくい」(=難しい)ではないでしょうか。

正式発表はまだ先ですが、このような理由から今年度入試は全体としての平均点は「やや下がる」と予想します。(上がっていたらすみません。6月に検証しますのでお楽しみに)

出題内容を見ていくと、どの科目も記述式の解答方法が減少し記号(またはマークシート方式)で答える出題が増えました。そうなると選択肢の中に「必ず正解」があるので解きやすいように思えます。しかしその分、「考え方」や「与えられた情報から何を用いて正解を導くか」が問われます。

このような出題が増えたので、どの科目も問題文の「読み取り」がポイントかもしれません。これは程度鍛えられますが、一朝一夕で身に付くものではないので早期より問題に慣れておくことで順応できるようにしておきたいですね。

特色検査を実施した学校は明日まで入試は続きます。最後まで気を抜くことなく全力を尽くして、最高の自分を発揮していただきたいと思います。

小田急線小田原線愛甲石田駅より徒歩7分 県立伊志田高校正門そば「やる気を育てる」「希望校実現塾」ペンシルゼミナール成瀬校でした。

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闘うべき本当の敵

2022年02月14日(月)

みなさん、こんにちは。運営責任者の齋藤です。

神奈川県では明日、公立高校入試が行われます。

明日(2/15)は学力検査・2/16/17は「面接試験」または「特色検査」と続きます。

保護者の方がイメージする「入試」はおそらく明日の「学力検査」ですが、いまはその他にも「面接」は必ず、学校によって「特色検査」を実施する学校もあります。

まさに、「多様化」ですね。

そしてペンゼミからは今年もたくさんの受験生が明日からの入試に臨みます。

明日は本番。私たちにできるのは、ここまでとなります。

この受験を通して、私が子ども達に気づいて欲しかったことを紹介します。ここ数ヶ月でいろいろな場面で伝えてきました。

「何かを成し遂げたいと取り組んだ時、特に他者と競い合わなければ成し遂げることができないモノの場合、どうしても周りが気になってしまう。でも、それでは力は伸びない。必要なことは「自分が成長する」こと。そう考えて取り組んでほしい。」

この受験を通じて人は成長し続ける姿勢を持つことこそが重要。そして、その姿勢で行動する中で、闘うべき本当の敵は「自分の内にある」ことに気づいて欲しいと願っています。

あとはひとりひとりの闘いになります。

がんばれ全ての受験生!

小田急線小田原線愛甲石田駅より徒歩7分 県立伊志田高校正門そば「やる気を育てる」「希望校実現塾」ペンシルゼミナール成瀬校でした。

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中1・2生 定期試験対策はじまります

2022年02月10日(木)

みなさん、こんにちは。運営責任者の齋藤です。

中学受験はすでに終盤ですが、高校・大学入試はいよいよ佳境に突入です。

そんな中、公立中学校の1・2年生も定期試験が迫ってきました。

ペンシルゼミナールの生徒たちも試験を意識した学習に向かいあっています。

さて今回は「定期試験対策」のお知らせです。

ペンゼミ成瀬校では、お子さんの中学校の定期試験日程に合わせた「定期試験対策」授業を行なっております。

科目は主要5科目(英数国理社)に加え、実技科目(今回は中2の音楽・保体・技術)も行います。

試験範囲の単元の復習と過去問などから厳選した良問の「問題演習」を組み合わせた対策です。

「試験対策講座」からペンゼミの授業を受けてみてはいかがでしょうか。スタートは2/14(月)からです。

詳しい日程は学年・教科によって異なりますので、お問い合わせください。

小田急線小田原線愛甲石田駅より徒歩7分 県立伊志田高校正門そば「やる気を育てる」「希望校実現塾」ペンシルゼミナール成瀬校でした。

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未来とは今

2022年01月31日(月)

みなさん、こんにちは。運営責任者の齋藤です。

今日は勉強に励む子供達を見守っている中で、ふとこんな言葉を思い出したので紹介します。

「未来とは、今である。」 - マーガレット・ミードの名言・格言 -

 将来の夢や目標が明確になっている方は、いまやらなければいけないこともおのずと見えるもの。
 一方で、まだ将来の目標が定まらず、いま何をしたらいいのか悩んでいる方も多いとおもいます。
 私も「合格のために、いま何をすべきなのかわからない」という相談を受けることがあります。
 

そんなとき、映画『メンフィス・ベル』のあるシーンを思い出すことがあります。
 

『メンフィス・ベル』は、第二次世界大戦中の英国にある米軍基地を舞台とした映画。
 とても危険な任務のなか、爆撃機「メンフィス・ベル」は、これまで唯一、24回の出撃を無傷でのりきっています。

25回目の任務を終えて故郷に帰るため、最後の飛行に向かう10人の若き乗組員のストーリーです。
 

最後の目的地に向かう途中、メンフィス・ベルと並んで飛行するのは初出撃となる「マザー・アンド・カントリー」。

その新人無線士がメンフィス・ベルの無線士ダニーに無線通信をおこないます。
 

新人
 「 こちら、マザー・アンド・カントリー。 メンフィス・ベル応答願います 」

ダニー
 「 何事だ? 無線は緊急用だぞ 」

新人
 「 すみません、ちょっと質問が飛行日誌についてですが、無線連絡はすべて書き留めた方がよいのでしょうか?それとも‥ 」

ダニー
 「 ぜんぶ書け、何が重要かは後からわかってくる。もう切れ。 」

新人
 「 どうも、お邪魔を 」
 

このシーンが今でも気になるのは、ダニーの『 ぜんぶ書け、何が重要かは、後からわかってくる 』という言葉にあります。
 

それは、受験勉強にも当てはまるのではないかと感じます。
 

すべてを書き留めるように、大きく目をひらき、耳をかたむける。

そして、経験し、感じ、考え、学び、そこから小さなヒントを得る。
 

その繰り返しのなかで得たものがいつか自分の力となってくる。
 だから、いま何のために、何をすべきかわからなくても、あせる必要はないと思うのです。

 
わからない問題があっても本気で打ち込めばいいと思うのです。

そこにも必ずヒントがある。

若い命をかけて、メンフィス・ベルやマザー・アンド・カントリーに乗りこむ乗組員たち。

 今日死んでしまうかもしれない彼らも、目の前のことに全力をつくし、明日のために教えを請い、明日のためにアドバイスをする。

 その姿から、どんな状況であってもすべては今にかかっているということを学ぶ。

『 未来とは、今である。』が心にきざまれます。

小田急線小田原線愛甲石田駅より徒歩7分 県立伊志田高校正門そば「やる気を育てる」「希望校実現塾」ペンシルゼミナール成瀬校でした。

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講師のご紹介

運営責任者 齋藤 一憲

1993年より工藤学園(現 ペンシルゼミナール)にて講師生活をスタート。教科主任・各教室長を経て、2002年にペンシルゼミナール成瀬校教室長として教壇に立っていました。
2011年より高校生指導・教室運営を中心に行う(株)TripleWin に参画。これまで3000名以上の生徒指導の実績を活かして、これからの未来の生徒の教育にさらなる熱意を注いでいる。


成瀬校教室長 岡村靖雄

1995年より中学受験指導・個別指導・集団指導を経験しているので指導法、教材への知識も深い。これまで小学生から高校生までの幅広い子供の学力アップを助けてきました。「わかる」から「できる」への過程で、しっかりと寄り添う手厚い指導はお子さんの学力アップを確実なものにします。

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